米国生活時代に、「テキサスでは、ステーキをきちんと焼けないと父親の沽券に関わる」という話を聞いたことがありました。
ダラスはハイテクタウンで、西海岸から半導体産業と一緒に移り住んできた人が多いので、当時は眉唾物と思っていましたが、
1:冬以外ならグローサリーストア店先に炭か、バーベキューグリル用のガスボンベが売っている
2:テレビコマーシャルに、「ガスなんかで焼いたらうまいわけ無いだろ」という炭を使う従来型のバーベキューグリルのCMが頻繁に流れている
3:アリゾナ州ツーソンでは2のようなCMは流れていない
と言う状況証拠からはどうも当たっているようです。
さて、それはともかく米国生活の影響で、たまにどうしても肉が食べたくなる私。
昼から久し振りに肉を焼いてみました。
なお、肉はお高い和牛でも、オージーでもなく、米国産「アンガスビーフ」です。
油の味ではなく、肉の味がおいしいのです。
SayYou!で安いロース肉(100g147円)を試してみようという企画です。
結果、「この値段で考えたら合格点」 でした。
諸事情により肉の薄いフライパンを使ったため、表面がきちんと焼けず、肉汁が流れてしまったという事を考えるともう少し評価を上げてあげないとフェアでないかもしれません。
ただ、お店で油の部分が少ない肉を選んでください。
和牛ではないので、油が少ない方がおいしいです。
今回は塩こしょうを全くせず、ミツカンのかおりの蔵 お好みぽん酢で.
http://www.mizkan.co.jp/products/arrival/2014spring_06.html
スーパーで見切り品(ポン酢で見切りって何でしょうか?)として売られているモノをたまたま購入していたのですが,これが大当たり!
当分何にでも,これをかけてしまいそうな勢いです.
それにしても、最近では純国産食品スーパーでもフェアをやるぐらい米国産が復権して来ております。
狂牛病の問題で一時は入手が困難となり、解禁となった空輸品をコストコで販売しているTV報道が懐かしい。
私の場合の入手方法は下記です。
1:米国資本のSayYou!
2:同じく米国資本のコストコ
1はロースしか有りません。2はでか過ぎるので4,5人分になりますが、肉の種類が選べるのが良いところです。
でも、ロースでもサーロインでもなく、高いけれどもリブアイをレアで食べるのが最高です。
次の機会に,グラム200円超の肉を試してみたいと思います.
フライパンでのステーキの焼き方
準備(どれも重要です):
肉を買ったときに牛脂を必ずもらってくる
肉を焼き始める2時間前には冷蔵庫から出して室温にしておく
肉に均一に熱をかけられるよう,肉厚のフライパンを用意する
油がはねるのでフライパンのふたを用意する
しっかりした菜箸か,トングを用意する
秒単位がはかれるタイマーか,時計を用意する
塩こしょうをするならすぐ出来るようにガス台のそばに準備する
肉のうまみを付け合わせにすわせたい場合は付け合わせを下ごしらえして用意しておく
焼き始める前に,テーブル,皿の準備を完了しておく(ご飯が欲しければ盛るだけにしておく)
***一気に焼かないと肉汁が流れてしまい,せっかくの肉がぱさぱさになります.
よって,冷蔵庫から出してそのまま焼くなど言語道断!
肉がフライパンの上で暖められている間においしいところが流れてしまいます!
必ず室温に戻してから焼いてください.
焼き方:
一番火力の強い場所を使ってフライパンを十分加熱する
牛脂を引いて煙が出るぐらいまでフライパンを加熱する
肉を入れ片面を強く焼く(肉汁が流れ出るのを防ぐため)
**肉の厚みにもよりますが強火で30~60秒で
肉をひっくり返し,もう片面も同じように強く焼く
**塩こしょうをするときはこのときに強く焼いた面にまぶす
焼いたらひっくり返す
**塩こしょうをするときはこのときに強く焼いた面にまぶす
ふたをして弱火にする.
この後は肉の厚みにより焼き加減を調節します.
**分からない場合はふたを開けて箸などで刺し,色や温度で調節してください.
スーパーレアがお好みの場合は,温度で判断します.
お好みの焼き具合になったら火を止めて肉を皿に移します.
付け合わせを作るのでしたらこのままフライパンに投入して,肉がさめない内に調理を完了してください.
注意:
大きい肉を複数枚焼く場合は,一度にフライパンに乗りません.
みんなと一緒に食べ始めたいので有れば,一番大事な方の肉を最後に焼きましょう.
または,出来た順に暖かい肉を配って食事開始です.
BBQグリルで焼く場合は,あらかじめ炭の置き方を工夫してグリル上で強火の場所と弱火の場所を作り,弱火のところでふたをして蒸すのがこつだそうです.