2014年11月30日日曜日

楽しんだデ・キリコ展

 11月最後の日にパナソニック汐留ミュージアムで行われている,ジョルジョ・デ・キリコ展へ行ってきました.
汐留の地下道にあるポスター
そう,私はシュルレアリスムが好きなので,その源流にいらっしゃる,デ・キリコさんははずせないのです.
 と言うわけで,暖かくなった11月最後の日曜9時30分に新橋の駅に降り立ちました.

 建築関連の仕事をしている身内がいること,私自身が電気を扱う事ができるため,パナソニック電工時代に,ショールームを訪れたことはあったのですが,ミュージアムは今回初めて.
 WEBサイトではこじんまりとした室内と理解しましたが,作品展示密度をみて楽しみにしていました.
 
 サイトはこちら. http://panasonic.co.jp/es/museum/

 朝,開場10分前に到着しましたが,すでに列が出来ており,甘く見ていた私は今年の浮世絵展を思い出してドキドキしてしまいました.

 確かに入場直後は混雑していましたが,得意の速読を活かして説明文を読んだおかげでゆっくりと鑑賞することが出来ました.

 知ってはいたものの,有名な形而上学的絵画を描くようになる時代以前の絵画が多数展示されており,しかも写実的(それでも「形而上学的絵画」と表記されていましたが)ですばらしいものがあり,予想外となる発見の楽しみがありました.

 後半の絵画はもちろん,皆さんおなじみの超現実的なものですが,絵画の他に制作されていた彫像も良かったです.
 ミニチュアがあれば,「ヘクトルとアンドロマケ」が欲しいです.
この上の方の像です.
紆余曲折の上、手にした図録
http://blogs.yahoo.co.jp/makinomasaki2281/47579604.html

ところで,自画像で,「いかにもイタリア人」と思ったのは私だけでしょうか.

 図録ではなく,画集を探して購入するつもりが…他の画家に比べると非常に少なく,結局図録を手にすることになりました.
 (こちらの顛末はまた別途)
 普通に見ると50分程度で見終わってしまう展覧会ですが、過剰に混雑していないため楽しめるものでした。
 12月26日で終了ですので、汐留に行く機会がありましたら、一番上のリンクから割引券をゲットして(スマホ画面でもOKなのでふらっと行くことが出来る)鑑賞してみてはいかがでしょうか。
 


 

 



2014年11月23日日曜日

2014年鎌倉の紅葉

 10月以降,業務の都合でことごとく連休を取れずに居ましたが,ようやく二日以上休める状態になりましたので,恒例の?紅葉を愛でながら鎌倉の散策に行ってきました.

 午前中に用事を済ませてからの出撃です.
 北鎌倉駅で降り,円覚寺→東慶寺→源氏山公園→鶴ヶ岡八幡宮→鎌倉駅

円覚寺参道の紅葉
の予定です.
 さすがに行楽シーズン,円覚寺前は人だかりです.
 このままでは紅葉を見に来たのか,人だかりを見に来たのか分からないので,さんざん入り口で写真撮影&紅葉を愛でた後はスキップして東慶寺へ.
天候に恵まれ,気温も高いため北鎌倉周辺は人人….
 もちろん道路は車車の大渋滞.
円覚寺参道と人混み
地元民はこのようなときは自転車または歩き,もしくは朝早く用事を済ませてしまいます.
 何となく,あまり紅葉が進んでいない印象を持ったのですが,それは東慶寺に行ってみて判明.
 こちらには拝観料をお支払いして中に入ったのですが,全く紅葉していない木もあり見頃は来週ではないかとも思える状態でした.
 しかも東慶寺は東に向かって開いた谷戸にあるため,日が差す場所が少なく,三脚使用禁止もあって露出優先でなかなかまともな写真が撮れず苦労しました.
なんとかISO感度を上げ,シャッタースピードを稼いで取ったのが下の写真です.日の差している門の所が一番綺麗に撮せたという残念な結果に.
上:ぼんやりとしてしまった東慶寺の紅葉
下:門前の紅葉
写真の練習を兼ねているとはいえ,難しい….
とはいえ,写真の撮り方を勉強しているから,ここまで撮れたと思い直して源氏山へ.
ところが,日が傾いてきたため途中紅葉している木があってもまともに撮影できない状況が続き,なおかつ人が多いため源氏山公園では撮影をあきらめとっとと仮粧坂を下って鶴ヶ岡八幡宮へ.

しかし,秋の観光シーズンをなめていた私は現地に立って己の甘さをつくづく感じることに.
人が多すぎる…orz
改めて、国際観光都市鎌倉の実力を思い知らされました.午後から出てきてちゃんと撮影出来ると思うこと自体が非現実的でした.八幡宮にくるまでに十分人あたりを起こしてしまった私は,参詣もせずきびすを返して予定していなかった大銀杏がある妙本寺へ.

妙本寺にて
ところが,やはり時期がまだ早かったため、大銀杏は青々とした葉をたたえとても紅葉ではないご様子.
 本尊である十界曼荼羅を拝んでこちらを後にしました.

飛行機雲





乗り捨てレンタサイクル考

 横浜みなとみらい地区で、Baybikeという乗り捨て(と言っても決まったステーションですが)可能なレンタサイクルのサービスが行われているので、自分も会員になって使ってみました。
 詳しいことはこちら.

http://docomo-cycle.jp/yokohama/

石川町駅前のポート
普通のレンタサイクルと違うところは,ポート間での乗り捨てが可能なこと.
 これは便利です.
 ちよくるで言えば,東京駅でかり出してアキバまで自転車で移動,そこで返却し,用事を済ませた後に再びかり出して神保町で返却.
 再度神保町から借りて東京駅で返却,なんて事も可能.
 まあ,東京駅とアキバ間をわざわざ電車で移動することは無いと思いますが….

 今回私は見ていなかった横浜トリエンナーレの新港会場に行くべく,石川町駅前で借り出し,臨時ポートのある新港ピアで返却しました.
 石川町駅前のポートを見つけるのに5分ほどかかってしまいました.

お財布ケータイ必須
わかりやすい看板が通りに無いため,気が付かなかったのですが,駐輪場の中にあるのを気が付かず,通り過ぎていたのでした.
 さて、ポートが見つかったところで予約をしていたので,手順通りに携帯電話を置いて借り出し.
 借りられた自転車は電動アシストのない普通の自転車です.
ポートに返すのではなく,ポート以外の場所に駐輪する場合はシートについているワイヤーロックを使います.
この鍵のコンビネーションについては,借り出し手続き完了後にメールで携帯に連絡がくるという仕組み.
借りられる自転車
さて、借り出しメールを確認したところで、新港ピアに向かって出発です.
 いつもは関内または石川町から延々歩いていたので、自転車の移動そのものは快適です.
 しかし、車道の左端を走っていると気が付くのは時折左折専用レーンとなってしまう上に横断歩道がなかったりして走りにくい点があることです.
 歩道走行にも十分な幅がないので,車道走行となりますが,横浜中心部には自転車専用レーンがあるわけではないので車との駆け引き&安全運転に自信がない方はご注意下さい.
自転車自体は整備がキチンとされており,乗り心地も問題なし.
 自転車にまたがると人が変わる(?)性格のため、ブンブン飛ばして快調に進み,あっという間に新港ピアに到着しました.

新港ピアの臨時ポート
なれない道なので車の流れ、車道・歩道走行に気を付ける必要はありますが,非常に快適であること,費用も安く行動の自由度があることからオススメできます.
 
 千代田区,江東区(臨海地区),港区,仙台でも同様のサービスが行われているので,それぞれ活用できそう.
 でも,横浜で登録した私がそのまま千代田区他で使用できるかどうかは不明.
(明言されているところが見つかっていない)
特に私の場合,アキバ・神保町をはしごすることがあるので前述の様なルートが公共交通機関を使わずにスムーズに実現できるのはとても有り難い事です.
(なお、私は千代田区内の方が自転車走行に慣れております)
 これから寒い季節になりますが,活用してみてはいかがでしょうか.

 

2014年11月3日月曜日

歯の健康を考えた

10月27日,NHKの放送,プロフェッショナル仕事の流儀を見ました.

ぶれない志、革命の歯科医療
歯科医・熊谷崇
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/1027/index.html

私は,若い頃から歯医者さんにはあまり恵まれておらず,顎間接に少々問題を抱えるきっかけとなった親知らず抜歯から歯医者さんには不信感を持つようになりました.

この番組を見て思ったのは,「こんな先生にかかりたかった!」です.
この方,セミナーを開いて各地の歯科医師さんに講演し,その考えを広めておられる,と言うことで探すと近くにも該当する歯医者さんがあるようです.
 でも,この方の言うように患者(この場合は私)の意識を変えないと虫歯は無くならない,ということで,先生の進めているフロスの利用を再開しました.

 実は,10年以上前に両親が新しい歯医者にかかり始めたときに私も影響されてフロスを使い始めたのですが,いつの間にか使わなくなっていたのでした.

 今回,当時米国で買ってきたフロスを夜の歯磨きの後に使い始めました.
 すると,やっぱり歯磨きだけとは大違い.寝起きにあった口の中の粘つきも減ったどころか,歯肉が締まってきて,最初は血だらけだったのが全く血が出なくなりました.

 顎間接に問題があると言いましたがそのため歯医者で大口を開けられず大変な思いをするため日頃心がけて歯磨きをしていたのですが,綺麗になるレベルが違うようです.
 これからもフロスを使って行こうと思ったのですが,フロスが思ったよりも高いものであることを発見しました.

 そう言えば米国生活時代,一時帰国の時には必ず両親からフロスを所望された事を思い出しました.
 で,ちょっとwalmartサイトを見てみると…やっぱり米国の方が安いのですね.
これからは何とかネットで安いところを探して行くことになりそうです.



JIMTOFでお勉強

朝のビックサイト
3連休最終日の11月3日,運良く(悪く?)この日の休日出勤を免れ,勉強のためにJIMTOFへ出かけてきました.
 おそらくは,前日より来場者は少ないはず,という予想を立ててはいたものの,リスク回避のため朝一番から会場へ行きました.
 さすが日本の重要産業,スマホアプリによる展示場所案内やメモ,RFIDによる入場やブースでのデータエントリーなどITを活用しまくっています.
 スマホアプリは今回から提供されたサービスですが,とてもよいものでした.
事前に行くべきブースをお気に入りにしておけば漏れもないし,現場で地図をがさがさする必要もなくとてもスマートです.
お役立ちのアプリ
ただ,スマホ向けアプリと言うことで常時接続を前提とした会場レイアウトにはやられました.
私はwifiルータとタブレットで使用しているのですが,ルータ電源セーブのためにこまめに電源断をしているため,表示範囲外の所を見ようとするとオンラインにならないと見ることが出来ず,もう一つ工夫をして頂けると助かると感じました.

 なお,ビックサイトはフリーwifiが使用可能です.しかし,1回の接続に対して時間が限られているのでつなぎっぱなしにしていると気が付くと切断されているという具合.
うーむ….

 コーポレートカラーとも言うべきマシンの色が白くなって
しまった某メーカさんを始めとして,今回の来場課題に沿ってぐるぐる見てきました.

 各方面で話題となっているFSWと加工の複合機ですが,90年前半に当時の機械技術研究所で行っていた摩擦圧接の研究を見たことがあるものとしては感慨深いものでした.
他には,
 レーザー粉末焼結(最近はアディティブ加工とも言うようですね)と加工機の複合装置も複数展示されており,切るだけの装置が貼る・盛るまで進出していることにも時代の流れを感じました.
 ちなみに私の現在の専門は接合プロセス開発.
かつて社内の試作部門にいたときは,切削加工のスペシャリストたちの中で浮きながら接合加工を行っていたものでした…(遠い目)

 また,レーザー発信器を内製する工作機械メーカが出始め,新たな時代の到来を感じました.
 (だって,工作機械メーカが,光学機器を作るのですよ?)

 CAMシステムもレーザー複合に対応すべく自社開発するところもありこちらも新たな世界の広がりが予感されました.

 その他,細々とした情報も得つつ,しっかりと勉強した一日(と言っても14時30分まででしたが)
でした.
 この日の総合歩数は、16586歩.
 今日も良く歩きました.