2015年7月4日土曜日

港区散歩

出雲大社東京分祠
国立新美術館でマグリット展の2回目を見た後に港区内を散歩して来ました.
 まずは,近くの出雲大社東京分祠へ.
 都心にあるということで,ネット上で「ビルの上にある」と調査済みでしたが,現地へ行ってなるほど,と思いました.
 ちょうど結婚式が行なわれており,貴重な状況に遭遇することができ幸運でした.
 この出雲大社東京分祠ですが,出雲大社まで出かけなくても同じ御利益があるとのことで,その御利益「縁結び」を求めてか,女性の参詣者ばかりでした.
 さて,前回平塚に出かけたときに御朱印帳を忘れてくるという失態をしてしまいましたが,この日はちゃんと持参しており,めでたく御朱印をいただくことができました.

 ところで,出雲大社様では,2礼4拍手1礼という拝礼方法で,通常の2拍手より多く,危うく婚礼儀式中に恥をかくところでした.
 ところで,寺社本庁の該当ページには,ちゃんと,「二拝二柏手を基本としていますが、神社によっては特殊な拝礼方法を行ってるところもあります」とありました.
 勉強になりますね.

麻布山善福寺
さて,参拝の後は港区のサイクルシェア(NTTDocomoのサービスなので,他のベイバイクなどと同じシステム)で,六本木ヒルズにて自転車を借り出し,麻布にある,麻布山善福寺へ.
 この善福寺は,初代アメリカ公使館であったという歴史もある珍しいお寺さんです.
 福沢諭吉さんのお墓もあるのですが,お葬式がおこなわれていたこともあり,今回お参りは遠慮しました.
 こちらには今も涌き出ている「柳の井戸」や,天然記念物の「さかさ銀杏」があります.
 梅雨の晴れ間で暑い日でしたが,御商売をされていると思われる方がお参りしてお帰りになったりしているなど,都心なのにとても静かな貴重な空間でした.
 敷地内の柳の井戸からはきれいな水が涌き出ていたのですが,なんと,シオカラトンボが!
私がしつこくカメラを構えていると,たまらず(?)飛び立ちましたが,すぐに戻ってきたので,この泉が生活圏のようです.
 こんなところでトンボに会うという幸運をかみしめて善福寺を後にしました.
 ここからは自転車で品川へ向かいます.
 港区はアップダウンが多く,道を選ばないと品川まで複数回坂を上がらなければなりません.
 昔自転車で旅行をしていたころ,南へ向かうのに1号線を使っていたため多少の地理観があると思っていたのですが…
 国道に沿うまたは東西の移動が主で,南北の移動をしておらず,効率的な道を選べていないことが途中で発覚…
 結局品川まで本来ひとつも坂を上がる必要がないところを1回上がることになってしまいました.
 このときばかりは,パワーアシスト付きの自転車でよかった,と思いました.
 さて,当初の意図から外れたコースとはなったものの,無事に品川駅港南口へ到着.
 炎天下で予定外の運動をしたためか,すこしふらふらしつつ,港区を後にしました.
 六本木周辺には六本木ヒルズ以外にサイクルポートがありませんが,品川から乗り出して周辺をまわって見てはいかがでしょうか.
 ちなみに,港区のコミュニティバスもあります.
  くわしくはこちらへ.港区観光協会



 
品川駅港南口

2回目のマグリット展

乃木坂駅へ移動中
すでに一度マグリット展は鑑賞済みなのですが,無性にある絵の前に立ちたい願望が止めらなくなり,最終日1日前の6月28日に出かけてきました.
 前の日のサイト情報で,ただ今非常に混雑というお知らせが出ていたので朝一番に並んで入場,絵を独り占めすべく六本木へ向かいました.
 …と思ったら案の定早く到着しすぎ,門の前で待とうと思ったら!
 すでに数人並んでお待ちの上,日陰がない!
 ということで,屋内で待てる乃木坂駅へ移動しました.
こちらは,9時30分に開門するので,チケットをコンビニで購入済みの私はそのまま会場入り口へ.
すでに12名並んでいましたが,まあ大丈夫なレベル,ということで開場をそのまま待ちました.
 最終的には100名以上並んで待っていたので早めに行って待っていて正解でした.
 10時ほんの少し前に開場し,他の絵に目もくれずお目当ての絵の前へ.
 あまりに急に人がやってきたので,係りの方も少し戸惑い気味でした.
 さて,その絵とは,「自由の入り口で」.
 縦2388mm横1854mmの大作です.
 これの横の小型バージョンを見たことがあったのですが,これはカタログによると,部屋の壁用に請われて縦の大判に描いたものだそうです.

 なぜか夢にまで見てしまったこの絵.
 昔はそんなに好きな絵ではなかったのですが,とても気にかかる絵になっていました.
 この絵の8面に描かれているのはこれまでのマグリットの絵でモチーフとされることの多いもの.
その前に大砲があり,まるで破壊せんとしているようにも見えます.
 この絵には,マグリットの「今までの絵から新しい表現へ向かいたい,変えてみたい」という願望がこめられているように感じました.
 (事実この後絵からは他の表現が出てきてます)

自由の入り口で
今の現状を打破したい,そんな感じ取った感情に私の今の状態を重ねて,「気になる絵」になったようです.
 
 誰もまだやってこない美術館で約10分ほど絵の前に立ち,ぼんやり上のようなことを考えていました.
 人がやってきたので,また別の絵,「ガラスの鍵」へ移動し,絵の前にある椅子に座ってじっくりと堪能しました.
 訪問2回目の私はその後,あちこち見たいものを見たい順にうろうろして楽しみました.
 前回は1995年,今回は2015年.
 次回また20年後にこれらの絵に会えることを祈って,会場をあとにしました.

 今回の滞在時間は1時間30分ほどでしたが,退場前には絵の前に3重の人垣ができている状態で,人気のほどがうかがえました.
 巡回先の京都ではどうなんでしょうか.

 20年待たずに,ベルギーに見に行ってしまうのもいいのかもしれません.

 

2015年6月27日土曜日

宇宙の姿と探求の原動力

 私の職業はエンジニアです.
 技術の世界も日進月歩なのですが,宇宙に対する理解も日進月歩のようです.

 久しく宇宙についてまじめに調べることもしていなかったのですが,最近放送大学で宇宙に関する講座を見ています.
 あくまでも「見て」いるだけというところがミソ?なのですが…

 技術の進歩により,昔よりもかなりのことが明らかになってきており,理論も進んでいることがわかりました.
 昔の私の理解は,宇宙には終わりがあるわけではなく,ここから見える宇宙には限りがある,
というものだったのですが,
ESA/Hubble & NASA
宇宙の晴れ上がり以前の宇宙は見ることができない.
つまり138億光年より遠くの宇宙を見ることはできない.

 しかし,理論によると,そこが「宇宙の果て」と決まったわけでもなく,なかなか興味深い議論がなされているようです.

 それにしても,人類の知りたいという欲求は科学技術の進歩を促し,宇宙の根源まで遡る勢いです.
 まるで,神の足跡を見つけようとしているみたいです.
 その昔,物理の統一理論を研究している人は,神の手を感じる,という旨のことを聞いたことがありますが,その気持ちはわかるような気がします.
 もっとも私は自然の美しさを見るだけで神を感じてしまう,八百万の神を信じる日本人そのものみたいな人物ですので,レベルが全く違いますが.

 結局この世界について深く知れば知るほど,世界の奥深さを感じることになり,原始時代のアミニズムのように,人は世界に「畏れ」を感じ,そこに神を感じてしまうのかもしれません.

 スケールが違いますが,エンジニアである私も日々業務でその現象の「原理原則」を突き止め,よい工程を築きあげられるよう,日々努力しております.

 原理原則が見つかったときの嬉しさが,私のエネルギーとなっているのですが,おそらく理論物理学を修めている方も,程度の違いこそあれきっと私のように「嬉しい」体験のために,日々精進されているのでしょう.
 もしかしたら,私が宇宙に関するプログラムが好きなのは,とてつもなく巨大な謎に向かって挑戦している方々を知ること,その成果を知ることなのかもしれません.

2015年6月14日日曜日

川口起美雄展の最終日に見にいく

 本日まで平塚市美術館にて開催されていた,川口起美雄展に行ってきました.
平塚市美術館
きっかけは,見ていなかった日曜美術館を昨夜見ていたところ,一緒に録画したアートシーンで紹介されていたためです.
 そのときの反応「あ,明日までじゃないか!」
 ということで,平塚行きが決定した次第.

 駅から歩くと結構距離がありますが,途中平塚八幡様などを見ながら(裏には抜けられませんので注意)たどり着きました.
 来場者はとても少なく,しかし作品は大判のものもありゆっくりと楽しめました.

 川口氏は,幻想的な絵画で知られているそうです.
 私には一部マグリットを彷彿とさせるような絵もありました.

 初期は,ざくろ,石,丸い物体,櫂,鳥といった共通のモチーフが使われている幻想的な絵が多く,途中,ドームのある塔や花を描いたものがあったり,最近では写実的に見えて,現実とは異なる不安な要素や,問いかけるような題がつけられている絵がありました.

 私は,鉄道の操車場とそこにいるウサギを描いた別れのワルツ,
ヒヤシンスの水耕栽培容器の上にサイがいる,ヒヤシンス,
海とそのはるか向こうに見える工業地帯を描いた,ある感情
などがよかったです.

 会場の平塚市美術館ですが,非常に立派な建物で,府中市美術館ともども,市で美術館を維持できるのはいったいいかなる努力があるのだろう,と考え込みました.

博物館敷地内れているD52とその説明 コンクリ?
関係ありませんが,1階の資料コーナーで洋画の本を一通り見てから美術館を後にして,途中博物館の敷地を経由し,平塚八幡様を詣でてから帰宅しました.
 住んでみるといろいろあるのでしょうが,平塚はなかなかいい町である,と再認識した訪問でした.
 



 
御朱印帳を忘れるという失態に気がついた八幡様

2015年5月31日日曜日

参加してみた-2

 本日で会期終了してしまいましたが,横浜美術館で,石田尚志さん,の「渦まく光」展が行なわれていました.
 5/13に閉館後の美術館にて,学芸員の方の解説付きで展覧会をゆっくり見られる「夜の美術館でアートクルーズ」に参加してみました.

 そもそも,水曜日という曜日は製造業ではよくある「定時退勤日」なのですが,私にとっては大抵「定時に退勤できない(いつものように)日」ですので,参加するという強い意思で定時を迎えたのですが…
 何もなければ30分は余裕を持って到着するはずが,開始10分前に滑り込み.
 私の後に来た人は1人だけでした.

 この企画展を企画した学芸員の方からいろいろ説明を受けながら誰もいない夜の美術館で作品を鑑賞するというのは,通常ありえない状況ですので,作品以外にも注意が行ってしまいます.
 しかし,展示されている解説を読んでもわからない背景をその作品の前で教えていただけるのはとてもよい経験でした.
 
 30名でぞろぞろ回るので,なんとなく一体感が生まれ,学芸員の方も徐々にトークが盛り上がってきていました.

 何でも,このような会だと話が盛り上がって(?)時間が押してしまうため,一緒に回っているほかの方がタイムキーパーをしているのだとか.
 ところで,なんとなく一体感がでた一同ですが,私のように「素直に(子供のように?)」楽しんでいるのはほぼ半数でした.
 いい年した中年のオッサンが子供のように楽しんでいるのもどうかとお思いでしょうが,私は「楽しいと思ったことはとことん楽しむ」のが信条のため,人目など気にしません.
 おかげさまで十分楽しませていただきました.
 ちなみに,私の鑑賞態度からか,学芸員さんに「以前見にこられてますよね?」と図星を指されてしまいました.(この日が2回目でした)
 帰りに「割引」の誘い文句に負けて図録まで購入してしまいました.

 帰って読んでみると説明していただいたことが書いてあったのですが,やっぱり作品の前で聞いて,その場で改めて鑑賞するのには換えがたいと思いましたので,次回もこのような機会に参加してみたいと思いました.

 会期は終わってしまいましたが,どこかで見る機会があれば,ぜひ石田さんの作品を鑑賞してみてください.
http://yokohama.art.museum/special/2014/ishidatakashi/

サポートしてみる

 かつて,子供が小さいときに横浜の動物園で募集している,アニマルペアレント,という制度で金沢動物園のキリンを「推し」たことがあるのですが,今年になっていくつかサポート活動に参加しています.
 1:鶴岡八幡宮の「槐の会」
 http://enjunokai.jp/

 年齢と共に,「日本人であること」について意識が変わってきたため,参加を決めました.

 2:横浜美術館協力会
 http://yokohama.art.museum/about/support/collaborate.html

  自分が心地よい場所として横浜美術館へ足を運ぶことが多いため決めました.
 早速,特典を利用して,本日までの企画展にチケット以外で1回入場させていただきました.

 緩やかですが,サポートすることで参加している意識ができ,よりよい関係(といっても私からだけの一方的なものですが)がもてるような気がします.

 ところで,動物好きの方は,前出のアニマルペアレント,お勧めです.
 年に一度感謝,ということでサポートした動物の飼育舎や裏側へ回れ,さらにその動物が好きになります.
 おかげでいまだに私はキリンが好きです.
 
 

2015年5月4日月曜日

夕暮れの写真を撮りに行ってみた

 私は登山初心者です.
GWの八幡様
というわけで,日が落ちても10分以内に山から出られる場所ということで,日没を撮影できる場所を探して見ました.
 以前行った衣張山または,子ども自然ふれあいの森 パノラマ台 どちらかということで,杉本寺側から登ってきました.


 ここで注意なのですが,ハイキングコース程度とはいえ,夜間に山の中に入るのはとても危険です.
 低い山とはいえ,鎌倉のハイキングコースは尾根沿いにあるところも多数で,滑落すると即大怪我&遭難となります.
源平池傍の藤の花
ご注意ください.
 なお,夕日だけであれば,住宅地の舗装道そばで関東の富士見100景に指定されている浄明寺緑地が安全でお勧めです.


 さて,どちらが衣張山か,パノラマ台か,どちらが適しているかわかりませんので,十分日没までに時間があるように出発しました.
 が,十分すぎたので途中寄り道して八幡様に安全祈願をしてから出立.


 前回も迷ったのですが,今回も金沢街道からの入り口を間違えました.
 わかれ道から来ると,「フレンドリー鎌倉」を過ぎた下りをおり,川が見えた最初の橋を右です.
 この交差点には衣張山の案内はありませんのでご注意を.
 上り始めは右手に住宅を見ながらです.
山頂への途中で
子供さんが遊んでいるので,ちょっと他人の庭に誤って足を踏み入れた感じです.
 やがて道は行き止まりになり,ハイキングコースへ.
 こちら側からは衣張山山頂まで急激なアップとなります.
 また,北斜面ですので,雨のあともなかなか乾かず,ぬかるんでいたりするほか,湧き水があったりしますので滑りますので,十分ご注意を.
 さて,久しぶりの衣張山山頂ですが,以前いた猫はいなくなったようで,静かな山頂でした.
早速三脚を出して撮影開始しましたが,街が入らないのと道のりが厳しいところがあるので日没に間に合うように移動を決意.
山頂から見る山藤

 ここはここでとても眺めがよいのと,人があまり来ないのでとても気に入っている場所です.
ただ,前回はえさをねだりに猫が数匹集まってしまい,荷物が気になって仕方ありませんでしたが.

 さて.この時点で日没まで40分でしたので,少々焦り気味に公園へ向かいます.
 途中,私の記憶が確かだったことに感謝しました.
 下るだけではなく,登りもあり,闇に慣れていない私には少々危険でした.
遥か観音様を望む
繰り返しになりますが,単独で夜の山に入るのはとても危険です.
 鎌倉の山には熊はいませんが,狸,タイワンリス,蛇なども生息しています.通常人を恐れて出てきませんが,十分注意が必要です.

 パノラマ台は極狭空間のため,仮に夕日を見ながら愛を語らう恋人などがいた場合はいたたまれなくなってしまいます.
 どきどきしながら到着すると,運動のため散歩に来ているご夫婦がいましたが,帰りが難しくなるので日没前に撤収されていきまし
八幡様を望む
た.
 というわけで,虫除けをものともせず向かってくるしつこい藪蚊と戦いながら撮影開始です.
 三脚まで使った本格的な撮影は初めてでしたが,やっぱり難しいですね.
 露出優先にしたり,フルマニュアルにしたり,リモコンを使って長時間露光したりいろいろと試しましたが,なかなか思うとおりには撮影できませんでした.
日没と富士山,そして鎌倉の街
日没を10分過ぎたところで,帰りの山道が気になってきましたのでパノラマ台から撤収です.
目がくらまないように黄色いフィルターをかけたマグライト3Dが今までももっとも頼りになりました.
名越切通から大町へ降り,横須賀線の線路が見えたときには短時間の山道とはいえ,ほっとしました.
 下界に降りてから,鎌倉駅まで歩いて戻り,この日は午後から出たにもかかわらず,1万8千歩を記録しました.
 山に入るので当然長袖長ズボンでしたので,日の出ている間は暑くて難儀しました.
次は安全に降りることのできるルートで夜景にチャレンジしようと思います.