
実は当日、同じ上野の国立西洋美術館で行われているアルチンボルド展とハシゴすることになっていたのですが、どちらを先に見るのか決めておらず、2番手として訪れました。
科博にやってきたのは11時。
前売りチケットを持っていた私は直接入場待ちの列に並びましたが、この時点でチケット購入に20分待ち、入場の列に並んでから10分待ちました。
思ったよりも混んでいないな、と思って地下の特別展示室に入った途端、!!!!
とんでもない混雑です。
しかし、一般的な混雑している美術展と同じで、皆さん元気な最初だけ細かく見ているようで、後になればなるほど展示の前に「かつてのパンダ舎のように」見物の行列ができることはありませんでした。
最初のビデオブースは、NHK特集を見ていた方には画像はそのままですので微妙な感じ。
実物標本が展示されているのですが、深海生物の標本、しかも小型生物なので、「標本になった時の変化の感じ」が分かる展示でした…
いっそ模型を隣に置いたほうがよさそうです。
ここと次の深さごとに並べられた生物標本のブースは展示前に列ができており、最初から列に入らないとしっかり見えない状態。
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深海対策で樹脂埋め |
立っているので、やむを得ないのですがぶつかるぶつかる。
日本で最も混雑する車内を思い出しました(1989年ごろは営団地下鉄千代田線町屋西日暮里間が日本最悪区間、予備校への通学路…)。
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炭酸のペットボトルで型取り |
そして、後半になると、エンジニアの心と、地学を学んだ心に火が付きます。
それにしても、断層掘削をおこなった地球深部探査船「ちきゅう」、7千m超の掘削とはとてつもない偉業であることを改めて再認識しました。
科学とエンジニアリングの勝利!

それにしても、超硬合金や人工ダイヤのカッターが摩耗している様を見るにつけ、その過酷な状況が想像できます…。
アウターパイプもとんでもないトルクを7千メータ以上にもわたって伝えるわけですから、重くもなる訳ですし、素材も工夫が必要です。
掘削や温度計測にはその道では有名なS社が関わっていたということも分かり、この分野の難しさと彼らの技術力の高さを思い知らされました
。
あまりこのような展示会ではお土産を買わないので、最近ちょこちょことやってしまう、海洋堂のガチャを2回実施。
会場限定品が出たところで会場を後にしました。
会場をでて地上に出ると台風一過の晴れの空。
入場待ち、チケット購入待ちとも30分以上待ちの大行列でした。
大人のみなさんは、平日昼間か、
夜間開館で訪れることをお勧めします…
左が会場限定品 |