2014年12月31日水曜日

アート人気のバロメータ

 私自身がアート好きのため,あちこち出かけてはこのブログに記録していますが,アクセス解析をすると,人気度がよく分かることが判明.
 やはり,現代アート,作者が若く評価が一定していない方は検索されないことがよく分かります.
その一方,海外の美術館の収蔵品を持ってくる展覧会や,日本絵画,浮世絵などは人気があることがよく分かります.
 このままずっと現代アートについてウォッチしていけば,そのうち私も著名(?)評論家,と言うことでしょうか??

 このあたりが情報発信ができるインターネットのおもしろいところですね.
来年は久し振りにビールの紹介を「まじめに」してみようかとも考えています.

それでは,皆さん,良い年を!

2014年12月28日日曜日

ビーチコーミングをしてみる

 冬の海に行ったところ,分かったことがありました.
漂流物
これまでにないほど漂流物があり,ビーチコーミング出来る!

 いままで何度となく訪れていますが,これほど漂流物がありビーチグラスが見つかることはありませんでした.
 昨夜それほど荒れているとは思いませんでしたので,これは驚きでした.

白っぽい貝殻が集まっているところにある
湘南海岸ではビーチマネーといってビーチグラスをお金の変わりにし,海岸でビーチグラスを探す行動から海岸を綺麗にする啓蒙を行うという活動があるのですが,冬はチャンスかもしれませんね.
 私はかつて大量に集め,保有していたのですが,それらはそれこそ探す必要もないほど落ちている千葉は銚子で拾ったもの.
 (つまり私のビーチコーミングのホームは銚子!)
拾い集めたビーチグラス
ほとんど捨ててしまいましたが,銚子では角がほとんど無く長期間波にもまれていたものの方が多かったのですが,鎌倉ではまだ角があるものがほとんどですので,ビーチマネーとして拾い集めて頂くことが,安全に海岸で過ごせる事には重要かもしれません.
 昔を思い出してビーチコーミングしたところ…エイさんに遭遇.
エイの…ひもの?
これはかつて見たことがありませんでしたがさすがに拾って帰る訳にはいかないので写真のみ.
 海岸を楽しく歩くことが出来,昔を思い出しました.

 



















鎌倉冬の海-クルミッ子を求めて

 外れとはいえ一応鎌倉市に住んでいる私が実家に帰省するときに手みやげとして持っていく定番のクルミッ子の,「きりおとし」を購入しに鎌倉中心部へ出かけてきました.
 鎌倉紅谷
 首尾良く入手して,購入してから一度もまともに使っていないND8フィルタを使って波の写真を撮る事も狙っていました.

 さて,このクルミッ子のきりおとし,通販では購入不能,取り置きも非対応ということで,あることを確認してから急いで訪問するぐらいしか出来ないのでかなり入手難易度が高い手土産です.
 私も長い間その存在を知らなかったのですが,たまたま訪れた紅谷本店さんでそれを見かけ,購入したのが始まりでした.
 当時は知る人ぞ知るというものだったのですが,最近その存在が知れ渡ってしまったためか,午前中に売り切れることが多くまさにレアアイテムと化しています.

 今日は来訪前に電話することもせず,とにかく本店・雪の下店へ行ってみれば何とかなるだろう,と言う甘い考えで出かけたのですが,やはり甘かった….

 どちらも完売していたので,まずは腹ごしらえをして,写真を撮る予定であった海岸へ向かいながら最後の望み長谷店へ行くことに決めました.
 
 昼食はこの日が年内最後の営業であったWonderkitchenさん.
 中年のおっさんが一人で行くには少々気後れする所ではありますが,ここの料理のおいしさには勝てないのです.
シアワセを感じる一皿
年末のためか店内は今までで一番お客さんがいらっしゃいましたが,無事にいつもの(?)奥の席に座ることが出来ました.
 エビとキャベツのグリーンカレーとオリオンビールをいただきました.
 炒めたキャベツの甘味とグリーンカレーの辛さが作り出す複雑な味で十分幸せを感じることができました.
 「ご飯多めにしますか?」ときいてくれました.雑穀が混ぜられていてご飯もおいしいので有り難く「大盛り」にしていただき,この後の長谷,海岸線経由鎌倉駅まで歩くエネルギーとさせて頂きました.

 年末にはあまり人がいないのだろう,と思いきや長谷へ向かう道にはいつもと同じように観光客の方が歩いており,鎌倉が観光都市であることを改めて感じました.
ところで,この道を季節を通して歩いていて感じるのは,歩いている人の中で外国人の比率が高い,と言うことです.
 交通費節約なのか,このぐらいの距離は歩くものなのか,町並みを楽しんでいるのかは分かりませんが,訪れるたびに必ず何組の外国人グループとお会いします.
 もしかしたら日本人は観光するのにもあくせくしすぎなのかもしれませんね.
 混雑する大仏への道を歩き到着した紅谷長谷店さんには,ありました!「きりおとし」と「こわれ」.私は「きりおとし」の方を複数個買い求めてきびすを返し,海へ向かいました.

冬の海
江ノ電の長谷駅を海へ向かうと途端に人通りが減ります.
 さすがに冬の海を訪れるのは少数派のようですが,海岸にはカップル,グループ,子供連れなどが海を楽しんでいました.
 早速三脚を使って撮影開始しましたが,難しい…手持ちではぶれてしまって無理なのですが,三脚を使っても十分難しい.
 さらなる精進(取りまくって学ぶ)が必要であることが分かりました.

 
まともな方のスナップ


で,クルミッ子きりおとし







 
 

2014年12月27日土曜日

八木良太展 サイエンス/フィクション に行ってきました

 神奈川県民ホールギャラリーで行われている,八木良太展 サイエンス/フィクションに行ってきました.
 以前よりちょこちょこ現代アート展で見ている八木さんの個展です.
 いままで,こんなインスタレーションを見てきました.
 氷で作ったレコードをかける.時間が経つと溶けて音が消えていく…
 シャワーヘッドに取り付けられた指向性の高いスピーカーからシャワーの音が聞こえる.シャワーヘッドを持つとシャワーの音が聞こえ、音のシャワーを浴びる…
 

http://www.lyt.jp/

 この展覧会、写真撮影OKということで,勇んで愛機FZを持っていったのですが…
バッテリー容量がゼロ!Noooooooh!
 ということで急遽携帯で撮影することになってしまいました.

 この方の作品は電子機器を使う事が多く,こんな使い方があるのか,と関心することしきりなのです.
Cicada
XXポッドから垂れ下がったヘッドホンに抱きついている蝉の抜け殻.
そしてそのヘッドホンからはその蝉の鳴き声が流れているCicadaと言う作品.
 一つではなく、いくつもあり、それぞれ蝉の種類がちがうため、目をつぶっていると夏の林の中にいるようです.
 ランダムに鳴く(?)ため全部の鳴き声を聞くためにはそれなりにその場に居る必要があります.

 レコードを壁に取付け,先のとがったモノ(鉛筆、釘など)で溝をなぞることで音を聞くMegaphonia.
 手で持っている部分が遠いため,共振する鉛筆の方が良く聞こえるということに変に納得.
 最初説明を見ていなかったので何の展示か分かりませんでしたが,レコードのレーベル面に鉛筆の跡があったので気が付きました.



Timer

Timerという砂時計の砂の落ちる音を増幅して聞く作品.
 それだけ取り出して聴くとおそらくホワイトノイズと聞き分けられないと思いますが,実物を前にじっと砂の落ちる音を聴いているとなぜかリラックスしてきます.
 いくつか種類の違う砂時計があるのですが,残念ながら凡人の耳を持つ私には差が分かりませんでした.


Sphereの間

引き出したビデオテープやカセットテープを球に巻き付けてこれを回し,オーディオヘッドやビデオヘッドで読みとった音や画像を表示するVideoSphereとAudioSphere.
 どちらも以前見たことがありました.
 ホワイトノイズや砂嵐しか再生されないのですが,偶然何かが映ったり,意味のある音が出てくるのではないかと考えたりしました.






左はカセットテープを丸ではないリールに巻いたモノ.展示だけだったのですが,聴いてみたい作品です.

 このほかにも一同に作品が集まって居る上に会場が広いのでゆっくり楽しめます.
 カメラを持ってお出かけしてはいかがでしょうか.

 ちなみに、この日は午前中に横浜駅前で献血し,Baybikeでゆっくり(献血の後の激しい運動は厳禁!)と山下公園まで移動し,神奈川県民ホールまで行きました.
 クリスマス前のみなとみらいは楽しそうに歩く人々で一杯でした.





 
 

上野東京ライン

 ふと地元の駅の変化点に気が付きました.
 上りの表示だけ新しい.
 しかも3行表示で周りとバランス取れていない….

 テープで隠しているところもあり…何だろうと見てみると,ああ,上野東京ラインの準備だったのですね.
 上野東京ライン
 私の出身地である,千葉県北西部へ戻りやすくなるのかな?
上野東京ラインの文字
湘南新宿ラインのように他線のトラブル運行状況が振られない工夫をお願いしたいですね.

 結構昔からあった構想のようですが,推進のきっかけは品川の電車区を尾久に統合して余った土地でビジネスをするためだととか.
 来年の3月14日いよいよダイヤ改正です.


 

2014年12月22日月曜日

USB3.0の恩恵

 私のデスクトップPCには古いマザーボードが載っているのですが、出始めのUSB3.0ポートが2つだけあります.
 近頃、会社にて業務用で支給されたノートPCにあるUSBがすべて3.0という仕様でした.
 PC環境の移行時に外付けHDDを通じてデータ移設をしたところ,SSD仕様のPCだったこともあり、HDD→ノートPC(USB3.0経由)が非常に高速に感じたのでHDD仕様ながら3.0が使える自分のPCでその速度を確認してみることにしました。

 残念ながら古いマザーボードのため、バックパネルのみにしかポートがありません…
USB3.0カードリーダ:RDF5
ということで、USB3.0延長ケーブルと3.0ハブ,3.0カードリーダを購入し,ネオ一眼の愛機、FZ150で撮影してSDに入れたままの写真をHDDに移動してみました.

 正直、ここまで早いとは思いませんでしたので,体感を数値化すべくCrystalDiskMarkで測定してみました.
 USB3.0ハブ:U3H-A401BSV(エレコム:779円!)
 USB3.0カードリーダ:RDF5(トラセンド:599円!)
 SDHCカード:SP eliteUHS-1 16G(シリコンパワー)
 
 USB2.0カードリーダ:BSCRA26U2(バッファローコクヨサプライ)
 こうまで数値ででると,早く感じる訳も納得….
 
USB2.0カードリーダ:BSCRA26U2
人からもらった出始めのSSD(16G,2008年当時2万円)と比べてみてもかなり早い.1500円のSDと1500円程度のアクセサリで6年前の最新技術とほぼ同じ.
 技術の進歩は恐ろしいですね.
 これを利用してこれからも沢山写真を撮ってどんどんPCへ転送しなければ.(^^;)
 おかげでPC部品の更新は先に伸びそうです.

MTRON MSD-SATA3525-016


2014年12月7日日曜日

妙本寺再訪

 先日紅葉を見に鎌倉へ行きましたが,一部まだ時期が早く色づいていませんでした.
今週色づきが良くなったという噂を聞いて,妙本寺の銀杏を見に行きました.

 前回青々としていた状態を見ていただけに,色づいている銀杏
本堂より
を見てつい,「素晴らしい」と口をついて出てしまいました.
 前回より2時間早い参拝時間でしたが,比企ヶ谷津にある妙本寺はすでにほとんどが日陰.
三脚を持ってきていない私にとっては撮影難度が飛躍的に上がるコンディションでした.
 背後の針葉樹とのコントラストが美しく,日が当たっていればもっと美しく映えると思います.

 十分堪能&撮影して妙本寺を後にしました.




 
11/23青々とした大銀杏
12/7色づいた大銀杏

2014年12月6日土曜日

乗り捨てレンタサイクル考-東京自転車散歩

 先日こちらで,横浜みなとみらいで実施されている乗り捨てレンタサイクル,Baybikeを体験したので紹介しましたが,ちょうどちよくるを体験する機会がありましたのでこちらで続報として紹介します.

 11月30日(日)新橋で,デ・キリコ展を見たのがきっかけでした.
 キリコ展,良かったので画集が欲しくなりました.
 図録派ではないので,別の画集を会場外で検索したところ…あまりに少なくしかもお値段が高い!
 もちろん中身を見ることは出来ない!
 (会場で中身を見て購入を決めた本についてはこちら
 ひらめいたのは,古書の街神保町!
人通りも少ない午前中の銀座
理化学書を扱っている店は少ないのですが,音楽や美術,文学などの文化系のお店は沢山ある!ということで急遽ちよくるで出撃決定!
 ちよくるのページはこちら

 あらかじめ登録はしておいたのですが,近くの場所を探し有楽町の東京国際フォーラムに最寄りのポートがあるということで移動開始しました.
 新橋と有楽町は一駅の区間ですが,銀座を歩けばそれほど問題のない距離.
 銀座というハイソ?(死語)な街とは普段関係ない生活をしているのですが,昔取った杵柄,と言うやつで土地鑑はバッチリあるので,颯爽と?銀座の街を通り過ぎていきます.
 昔(10年以上前)に比べるとブランドショップが裏通りまでに進出しており,さすがに街は様変わりしていました.
 さて,20分ほどで東京国際フォーラム(ポート番号D03)に到着.
東京の街(信号待ちの間撮影)
ポートは見つかったものの、借り出し機がない…と思ったら,

 ちよくるは電動アシスト自転車、と言うことで借り出しユニットは本体直づけでした.
 シートの高さを合わせて(重要)、有楽町の街へ乗り出します.
 と,ここで物欲の虫が騒ぎ出し…急遽秋葉原を経由することに決定!

 かつて自分の自転車で東京を走り回っていたせいか,他人の自転車で走ってみるとなぜか変な感じがしました.
 さて、ここでも土地鑑を活かし東京駅の八重洲口側を通り過ぎた後,中央通りへ出て日本橋を通り抜けて秋葉原へ.
 
 秋葉原のポートははずれの方にある公園を選択しました.(C10)
 
 Baybikeの様に貸出機を別置きする必要がないので,こちらの方が設置の自由度はあるようです.(置くだけ&電源敷設のみ)
 そのせいか,ポートの所在地を示すわかりやすい看板などはなく,GPS付きのスマホを持たない私にとってはポートに近づいてから実際のポートにたどり着くまでに時間がかかりました.
ちよくるのポートC10芳林公園にて
たとえて言えば,ちょっとした宝探し気分(オリエンテーリング気分)です.
 ここのポートで言えば公園についてから反対側の入り口に見つけるまで時間がかかりました.
 
 一応社会実験中と言うことですが,案内板の設置は改善ポイントではないかと思います.

 返却後に表示された時間は24分,ということで基本料金の100円で終了.
 結構とばしましたので(自転車についている速度計で30km:ロードレーサーの方よりチョイ遅いぐらい:以上出している)少々疲れました.
この距離であれば普通の方はもっと時間がかかり,電車賃以上となりますので節約が主目的の方は要注意です.

 さて,秋葉原でお目当てのガジェットをさがして歩き回っている間,思ったより足に疲労が来ていることに気が付きましたが,かまわず再び同じポートから神保町(B03)へ向かいます.
 ここで,電動アシスト付きを活かして,淡路町経由の坂なしルートではなく,駿河台の丘を経由して向かいました.
 自宅に同様の自転車があるのですが,坂を上ることは滅多にないので坂に対するアシストは頼もしく,比較的楽にお茶の水駅まで上がることが出来ました.
 さて,順調に坂を下りてポートそばに来たのでオリエンテーリング開始.
 出発前にタブレットで確認したっきり地図を見ていませんでしたが,見つけることができずサイトにアクセスしてやっと発見.通り1本手前で探していました.

 この辺はよっぽど知っている場所でなければ地図アプリで確認しながら走行しないと時間ばかりかかりますので要注意です.
手にした図録
まあ,本来の目的は千代田区内に住んでいる方,仕事をしている方向けなのでやむを得ないのでしょうが….
 さて,肝心の目的ですが,やはりデ・キリコの画集はほとんど見つからず,見つかったのはなんと今回の展覧会の図録でした.
 と言うわけで結局図録を定価以下で手に入れることになりました.
 図録を神保町で探したことはなかったのですが,かなりの種類があることを確認.
展覧会で図録を買わずに後悔した方は訪ねてみるのも良いかもしれません.

 さて,最後は少し遅い昼食を,神保町交差点そばのはなまるうどんでいただき,神保町を後にしました.
  
 ちよくるは設置の関係上,区の管理している公園などにポートがあり,観光スポットやそのそばにあるBaybikeとは異なるため,私のような外部からくる者は行き先のポートを探すのに手間取ることがあります.
 スマホで位置を確認しながらと言っても走行中には見ることが出来ないため,(スマホながら運転は危険ですので禁止です)この「探す」という行為を楽しめる人向けとも言えます.
 
 また,神田→北の丸公園,神保町→秋葉原,神保町→有楽町など,比較的距離が短く,かつ乗り換え無しで行けないルートに使ってみるのは面白いかもしれません.

 探すと言う行為を逆手にとってサイクルオリエンテーリングが出来ますね.
 チェックポイントは決められたポートで,返せば携帯にメールが来るのでゴール後に確認も可能です.
 交通安全には気を付けなければいけませんが,だれか開催してくれないかなぁ….



 

2014年11月30日日曜日

楽しんだデ・キリコ展

 11月最後の日にパナソニック汐留ミュージアムで行われている,ジョルジョ・デ・キリコ展へ行ってきました.
汐留の地下道にあるポスター
そう,私はシュルレアリスムが好きなので,その源流にいらっしゃる,デ・キリコさんははずせないのです.
 と言うわけで,暖かくなった11月最後の日曜9時30分に新橋の駅に降り立ちました.

 建築関連の仕事をしている身内がいること,私自身が電気を扱う事ができるため,パナソニック電工時代に,ショールームを訪れたことはあったのですが,ミュージアムは今回初めて.
 WEBサイトではこじんまりとした室内と理解しましたが,作品展示密度をみて楽しみにしていました.
 
 サイトはこちら. http://panasonic.co.jp/es/museum/

 朝,開場10分前に到着しましたが,すでに列が出来ており,甘く見ていた私は今年の浮世絵展を思い出してドキドキしてしまいました.

 確かに入場直後は混雑していましたが,得意の速読を活かして説明文を読んだおかげでゆっくりと鑑賞することが出来ました.

 知ってはいたものの,有名な形而上学的絵画を描くようになる時代以前の絵画が多数展示されており,しかも写実的(それでも「形而上学的絵画」と表記されていましたが)ですばらしいものがあり,予想外となる発見の楽しみがありました.

 後半の絵画はもちろん,皆さんおなじみの超現実的なものですが,絵画の他に制作されていた彫像も良かったです.
 ミニチュアがあれば,「ヘクトルとアンドロマケ」が欲しいです.
この上の方の像です.
紆余曲折の上、手にした図録
http://blogs.yahoo.co.jp/makinomasaki2281/47579604.html

ところで,自画像で,「いかにもイタリア人」と思ったのは私だけでしょうか.

 図録ではなく,画集を探して購入するつもりが…他の画家に比べると非常に少なく,結局図録を手にすることになりました.
 (こちらの顛末はまた別途)
 普通に見ると50分程度で見終わってしまう展覧会ですが、過剰に混雑していないため楽しめるものでした。
 12月26日で終了ですので、汐留に行く機会がありましたら、一番上のリンクから割引券をゲットして(スマホ画面でもOKなのでふらっと行くことが出来る)鑑賞してみてはいかがでしょうか。
 


 

 



2014年11月23日日曜日

2014年鎌倉の紅葉

 10月以降,業務の都合でことごとく連休を取れずに居ましたが,ようやく二日以上休める状態になりましたので,恒例の?紅葉を愛でながら鎌倉の散策に行ってきました.

 午前中に用事を済ませてからの出撃です.
 北鎌倉駅で降り,円覚寺→東慶寺→源氏山公園→鶴ヶ岡八幡宮→鎌倉駅

円覚寺参道の紅葉
の予定です.
 さすがに行楽シーズン,円覚寺前は人だかりです.
 このままでは紅葉を見に来たのか,人だかりを見に来たのか分からないので,さんざん入り口で写真撮影&紅葉を愛でた後はスキップして東慶寺へ.
天候に恵まれ,気温も高いため北鎌倉周辺は人人….
 もちろん道路は車車の大渋滞.
円覚寺参道と人混み
地元民はこのようなときは自転車または歩き,もしくは朝早く用事を済ませてしまいます.
 何となく,あまり紅葉が進んでいない印象を持ったのですが,それは東慶寺に行ってみて判明.
 こちらには拝観料をお支払いして中に入ったのですが,全く紅葉していない木もあり見頃は来週ではないかとも思える状態でした.
 しかも東慶寺は東に向かって開いた谷戸にあるため,日が差す場所が少なく,三脚使用禁止もあって露出優先でなかなかまともな写真が撮れず苦労しました.
なんとかISO感度を上げ,シャッタースピードを稼いで取ったのが下の写真です.日の差している門の所が一番綺麗に撮せたという残念な結果に.
上:ぼんやりとしてしまった東慶寺の紅葉
下:門前の紅葉
写真の練習を兼ねているとはいえ,難しい….
とはいえ,写真の撮り方を勉強しているから,ここまで撮れたと思い直して源氏山へ.
ところが,日が傾いてきたため途中紅葉している木があってもまともに撮影できない状況が続き,なおかつ人が多いため源氏山公園では撮影をあきらめとっとと仮粧坂を下って鶴ヶ岡八幡宮へ.

しかし,秋の観光シーズンをなめていた私は現地に立って己の甘さをつくづく感じることに.
人が多すぎる…orz
改めて、国際観光都市鎌倉の実力を思い知らされました.午後から出てきてちゃんと撮影出来ると思うこと自体が非現実的でした.八幡宮にくるまでに十分人あたりを起こしてしまった私は,参詣もせずきびすを返して予定していなかった大銀杏がある妙本寺へ.

妙本寺にて
ところが,やはり時期がまだ早かったため、大銀杏は青々とした葉をたたえとても紅葉ではないご様子.
 本尊である十界曼荼羅を拝んでこちらを後にしました.

飛行機雲





乗り捨てレンタサイクル考

 横浜みなとみらい地区で、Baybikeという乗り捨て(と言っても決まったステーションですが)可能なレンタサイクルのサービスが行われているので、自分も会員になって使ってみました。
 詳しいことはこちら.

http://docomo-cycle.jp/yokohama/

石川町駅前のポート
普通のレンタサイクルと違うところは,ポート間での乗り捨てが可能なこと.
 これは便利です.
 ちよくるで言えば,東京駅でかり出してアキバまで自転車で移動,そこで返却し,用事を済ませた後に再びかり出して神保町で返却.
 再度神保町から借りて東京駅で返却,なんて事も可能.
 まあ,東京駅とアキバ間をわざわざ電車で移動することは無いと思いますが….

 今回私は見ていなかった横浜トリエンナーレの新港会場に行くべく,石川町駅前で借り出し,臨時ポートのある新港ピアで返却しました.
 石川町駅前のポートを見つけるのに5分ほどかかってしまいました.

お財布ケータイ必須
わかりやすい看板が通りに無いため,気が付かなかったのですが,駐輪場の中にあるのを気が付かず,通り過ぎていたのでした.
 さて、ポートが見つかったところで予約をしていたので,手順通りに携帯電話を置いて借り出し.
 借りられた自転車は電動アシストのない普通の自転車です.
ポートに返すのではなく,ポート以外の場所に駐輪する場合はシートについているワイヤーロックを使います.
この鍵のコンビネーションについては,借り出し手続き完了後にメールで携帯に連絡がくるという仕組み.
借りられる自転車
さて、借り出しメールを確認したところで、新港ピアに向かって出発です.
 いつもは関内または石川町から延々歩いていたので、自転車の移動そのものは快適です.
 しかし、車道の左端を走っていると気が付くのは時折左折専用レーンとなってしまう上に横断歩道がなかったりして走りにくい点があることです.
 歩道走行にも十分な幅がないので,車道走行となりますが,横浜中心部には自転車専用レーンがあるわけではないので車との駆け引き&安全運転に自信がない方はご注意下さい.
自転車自体は整備がキチンとされており,乗り心地も問題なし.
 自転車にまたがると人が変わる(?)性格のため、ブンブン飛ばして快調に進み,あっという間に新港ピアに到着しました.

新港ピアの臨時ポート
なれない道なので車の流れ、車道・歩道走行に気を付ける必要はありますが,非常に快適であること,費用も安く行動の自由度があることからオススメできます.
 
 千代田区,江東区(臨海地区),港区,仙台でも同様のサービスが行われているので,それぞれ活用できそう.
 でも,横浜で登録した私がそのまま千代田区他で使用できるかどうかは不明.
(明言されているところが見つかっていない)
特に私の場合,アキバ・神保町をはしごすることがあるので前述の様なルートが公共交通機関を使わずにスムーズに実現できるのはとても有り難い事です.
(なお、私は千代田区内の方が自転車走行に慣れております)
 これから寒い季節になりますが,活用してみてはいかがでしょうか.

 

2014年11月3日月曜日

歯の健康を考えた

10月27日,NHKの放送,プロフェッショナル仕事の流儀を見ました.

ぶれない志、革命の歯科医療
歯科医・熊谷崇
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/1027/index.html

私は,若い頃から歯医者さんにはあまり恵まれておらず,顎間接に少々問題を抱えるきっかけとなった親知らず抜歯から歯医者さんには不信感を持つようになりました.

この番組を見て思ったのは,「こんな先生にかかりたかった!」です.
この方,セミナーを開いて各地の歯科医師さんに講演し,その考えを広めておられる,と言うことで探すと近くにも該当する歯医者さんがあるようです.
 でも,この方の言うように患者(この場合は私)の意識を変えないと虫歯は無くならない,ということで,先生の進めているフロスの利用を再開しました.

 実は,10年以上前に両親が新しい歯医者にかかり始めたときに私も影響されてフロスを使い始めたのですが,いつの間にか使わなくなっていたのでした.

 今回,当時米国で買ってきたフロスを夜の歯磨きの後に使い始めました.
 すると,やっぱり歯磨きだけとは大違い.寝起きにあった口の中の粘つきも減ったどころか,歯肉が締まってきて,最初は血だらけだったのが全く血が出なくなりました.

 顎間接に問題があると言いましたがそのため歯医者で大口を開けられず大変な思いをするため日頃心がけて歯磨きをしていたのですが,綺麗になるレベルが違うようです.
 これからもフロスを使って行こうと思ったのですが,フロスが思ったよりも高いものであることを発見しました.

 そう言えば米国生活時代,一時帰国の時には必ず両親からフロスを所望された事を思い出しました.
 で,ちょっとwalmartサイトを見てみると…やっぱり米国の方が安いのですね.
これからは何とかネットで安いところを探して行くことになりそうです.



JIMTOFでお勉強

朝のビックサイト
3連休最終日の11月3日,運良く(悪く?)この日の休日出勤を免れ,勉強のためにJIMTOFへ出かけてきました.
 おそらくは,前日より来場者は少ないはず,という予想を立ててはいたものの,リスク回避のため朝一番から会場へ行きました.
 さすが日本の重要産業,スマホアプリによる展示場所案内やメモ,RFIDによる入場やブースでのデータエントリーなどITを活用しまくっています.
 スマホアプリは今回から提供されたサービスですが,とてもよいものでした.
事前に行くべきブースをお気に入りにしておけば漏れもないし,現場で地図をがさがさする必要もなくとてもスマートです.
お役立ちのアプリ
ただ,スマホ向けアプリと言うことで常時接続を前提とした会場レイアウトにはやられました.
私はwifiルータとタブレットで使用しているのですが,ルータ電源セーブのためにこまめに電源断をしているため,表示範囲外の所を見ようとするとオンラインにならないと見ることが出来ず,もう一つ工夫をして頂けると助かると感じました.

 なお,ビックサイトはフリーwifiが使用可能です.しかし,1回の接続に対して時間が限られているのでつなぎっぱなしにしていると気が付くと切断されているという具合.
うーむ….

 コーポレートカラーとも言うべきマシンの色が白くなって
しまった某メーカさんを始めとして,今回の来場課題に沿ってぐるぐる見てきました.

 各方面で話題となっているFSWと加工の複合機ですが,90年前半に当時の機械技術研究所で行っていた摩擦圧接の研究を見たことがあるものとしては感慨深いものでした.
他には,
 レーザー粉末焼結(最近はアディティブ加工とも言うようですね)と加工機の複合装置も複数展示されており,切るだけの装置が貼る・盛るまで進出していることにも時代の流れを感じました.
 ちなみに私の現在の専門は接合プロセス開発.
かつて社内の試作部門にいたときは,切削加工のスペシャリストたちの中で浮きながら接合加工を行っていたものでした…(遠い目)

 また,レーザー発信器を内製する工作機械メーカが出始め,新たな時代の到来を感じました.
 (だって,工作機械メーカが,光学機器を作るのですよ?)

 CAMシステムもレーザー複合に対応すべく自社開発するところもありこちらも新たな世界の広がりが予感されました.

 その他,細々とした情報も得つつ,しっかりと勉強した一日(と言っても14時30分まででしたが)
でした.
 この日の総合歩数は、16586歩.
 今日も良く歩きました.

2014年10月22日水曜日

ピンチはチャンス

 人生生きていれば色々あります.
 最近会社で,「ピンチをチャンスと考えて前向きに対処しよう」と頻繁に言っているような気がします.
 人生に回り道無し,が私の信念ですのでいつかこの経験が役に立つと信じております.

 ええ,後輩たちにもそう言っています.
 ところで,この言葉,
「災い転じて福となす」や「災いを転じて福となす」と言いますが,
色々類義語があるようですね.

http://thesaurus.weblio.jp/content/%E7%81%BD%E3%81%84%E3%82%92%E8%BB%A2%E3%81%98%E3%81%A6%E7%A6%8F%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%99

でも,「雨降って地固まる」は他者との関係において使うだけと思いますが…
 日本語って難しいですね.

2014年10月18日土曜日

江ノ島花火大会で、花火撮影のリベンジ

2年前に出かけて撮影を試みた江ノ島花火大会へ花火撮影の再挑戦として出かけてきました。
前回は海岸から手持ちで撮影しましたが、ブレブレのため今回は三脚持参、そして一応は写真の勉強をしての再挑戦です。
 本日は出勤日だったため、開始までに海岸までたどり着けないと見越して、会場を望む境川のほとりに陣取りました.
前回はこちら.

2年前の写真
残念ですが,ぼけてますね,人も写り込んでますし.
今年は三脚を使っただけに安定して写真が撮れたのですが,だんだん高度が変わる花火に大して構図が追いつかず….
今年の写真
写真って難しいですね.








 


2014年9月21日日曜日

贅沢な休日

 土曜の夜の天気予報で急遽出かけることにした日曜日.

 横浜トリエンナーレ経由,入船通りまつりと,アートとお祭り(ビール)をはしごする目論見.

 さて,横浜美術館には横浜から歩いて行く私.
 原則撮影可能と言うことで持ってきたネオ一眼で写真の練習をしながら向かいます.

計算された公園
今日は本当にさわやかなよい天気でした!
家族連れも多く,街は楽しげに歩く人たちで一杯でした.
いつもはあまり気にしていなかったのですが,グランモール公園を日産本社側からクイーンズ方面を望んでみると,この公園ののコンセプトらしきものをやっと理解することが出来ました.
 美しい!
 写真の構図の勉強にもなりますね.
 花壇では,ぼかしの練習.
一番右の花に焦点が合っている失敗作
狙った構図ではピントの位置がずれているし、ピントが合っていても構図がいまいち,または主題が絞り切れておらず何を取ったのかが分からない写真など,やっぱり写真は難しい!
 などと道々写真を撮りながら横浜美術館へ到着.
 トリエンナーレと言うことで3年に1回,前回から3年経っているのに感慨もひとしお.

美術館の前には炊き出しカフェが.
大阪は釜ヶ崎(あいりん地区と言った方がわかりやすいかも)で活動する方々が、活動を紹介するものが.
前日は親子丼だったそうですが,本日はどうだったのでしょうか.
 開始1時間前でもすでに並んでいる方が居ました.
今回のテーマ副題,世界の中心には忘却の海がある,に,「忘れられがちなドヤ街のこと、そこに暮らす人たちのことを思い出して欲しい」ということでのパフォーマンスであると理解しました.


錆ていく作品:海が近いので加速中?
そのほかには美術館前にレーザーカットで切り出した鉄板を点付け溶接して組み立てた低床トレーラ、風船が重なったようなオブジェが飾られていました.トレーラーはただの鉄のようで、どんどんさびで朽ちていきいつか忘却の彼方へ.エントロピー増大の法則を形で示しています.

結んだところがキュート?
風船ならゴム膜から空気が少しずつ漏れていき、いつかは小さくなってしぼんでしまう…
のですが,質感はゴム風船そのものですがこれは中身が詰まっている様です.こちらはなくなるはずのものがいつまでもそこにあると言うことで逆説的に忘却を思い起こさせる作品でした.
 小さな子供にとっては格好の餌食のようで,ぺたぺたさわれてました.(^^;)

 さて,今回は初めてツアーなるものに参加.ボランティアの方による説明を受けながら会場を回ってみました.
いままで音声ガイドも借りず,我が道を行く鑑賞スタイル一辺倒でしたが思いの外よい経験になりました.
一人でおもしろがるよりも,みんなでおもしろがったり考えたりするというのが良いのかもしれませんね.
ハムって肉はなくて豚肉だけど忘れてないよね?(私家題)
今後は展覧会ごとにイベント情報をチェックして極力参加するようにしたいと思います.

さて、いろいろと見所がありましたが、興味のある方は11月3日まで開催されていますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか.
なお、1ヶ月を切ると混み始めますのでお早めに.
私は新港パークの会場を残しましたので,オクトーバーフェストの時に行こうと考えています.

コースター
さて、展覧会ではなかなかものを買わない私ですが、今回は応援グッズ扱いの木製コースターを購入.私的には良い感じ♪
十分堪能したところで,関内にある入船通りで行われている秋祭りへ直行!
狙いは,この通りにあり,祭りに参加している横浜地ビールです.
お昼にちょっと一杯(沢山?)やって休日を楽しもうという魂胆でした.
 日のあるうちから外で呑むのはなんと楽しいのでしょう!

昼から一杯
背徳感のなせる技でしょうか??
 本来町内会の催しのようですが,ファンの多い横浜地ビールを狙って来ている私のような方もちらほらおられました.
 飲み物は仕方ないとしても食べ物はそこそこリーズナブル.
 ペールエールとバイツェンをこの順でいただく,という私があまりしない飲み順で堪能し,祭りを後にしました.
 ほろ酔いで関内駅に向かっていると,diskUnionを発見.ふらふらと店内へ入ると中古品半額フェア中!
 危険なパターンです.
私は昔からCDショップに入ると何時間でもつぶせる人種なのですが,今回は3枚選んで1時間で身を引けましたので,めでたしめでたし.
 休日を十分楽しみ,意気揚々と帰宅したのでした.
 明日から仕事頑張ろう!!