2013年5月5日日曜日

普段入れないところへ

初めて一般公開された、JR貨物東京貨物ターミナル駅へ行って来ました。
隣の新幹線基地と併せていつかは中に入ってみたいとずっと思っていたのでこの機会ははずせませんでした。
10時からの開場なので、9時30分に着いてればOKだろうと思ったら…すごい人…。

開場から10分後にやっと入場。中は機関車の展示はお約束。しかし、私になじみのあるEF65や6EF66はもはやロートル。まあ、自分が中年ですから仕方ありません。
入場門



EF65

EF66



ゆるみ止め1
さて、いろいろな展示物はさておき、コンテナ貨車の実物をすぐそばで観察できるとなると、機械屋魂が黙っていません。(というよりこちらが本当の目的という話もアリ)
貨車の台車はねじ締結によりくみ上げられているところがあります。
さて、それはどうやってゆるまない様にしているのか??
ということでみてみましたら、教科書に載っている方法の実物(しかも過酷な状況向け)がみられました。
結論
厳しい環境のものは締結体実体(この場合はボルトやナット)が物理的に回らない方法をとっている(台車の重要部分むけ)
ダブルナットが用いられていることころもありましたが、回らない様に余らせた雄ねじにタガネを入れて傷つけ、回らない様にしていました。
 ねじがゆるまない方法はいくつもありますが、このやり方でいかにキビシイ使用環境であることがつくづく分かります。 


ゆるみ止め2



ゆるみ止め3


ダブルナット&雄ねじ破壊










台車
マニアの方は、台車の型番やその性能についてとても詳しく、まねできないなぁと思っていましたが、機械設計者として見てみると、いろいろな工夫があって勉強になります。

日頃の業務では小指の爪の先程度のワークを扱う様な装置ばかりですのでとても刺激になりました。




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