2014年8月15日金曜日

センチメンタル?ジャーニー

 本を読んで改めて自分の行動原則を考えたいと思った私は,その昔よく出かけていって考えごとをしていた場所へ行って過去の習慣を思い出すと共に,自分の原点を確認することにしました.


第2の相棒A-bike
と言ってもやることと言えば幼い頃に住んでいた千葉県松戸市のとある場所へ行き幼い頃と,そこで考え事をしていた20代前半に思いを馳せると言うことです.
 と言うわけで,実家に帰るついでに寄ってきました.
 車では小回りが効きませんが徒歩だと時間がかかりすぎる,と言うわけで相棒としていつものMTBではなく,シートを畳まなくても車に格納できる折りたたみ自転車と一緒に出かけました.
 

 午後から雨の予報もある曇りの松戸市.
懐かしい記憶が次々に思い起こされます.
細かい点は覚えていなくても,「感じ」を覚えているのが確認できました.
 今はきれいに整備されている川岸も当時はゴミが浮いていて流れもよどんでいたし,水の色も緑色でドブくさかった,柵もなくて落ちたら嫌だなぁと思っていた,という具合です.

幼い頃のトラウマ?な場所はすっかりきれいな花の名所に
人間とはよくできたもので,久し振訪れて記憶の回路が繋がったのか,色々思い出しました.
 ここの建物は何回も入った覚えがある,とか,当時もこの場所にあるこの喫茶店は同じ名前だった,とか,幼い頃遊んでいた公園に行くとやはり景色を覚えている,とかです.

当時道を挟んだ河川敷の隣に住んでいたので毎日の遊び場は土手.
対岸の土手の向こうにほんの少し見える建物の上部を見て向こう側はどうなっているのかなぁなどと思っていたものでした.
(これが後に地図を見るようなるきっかけで,長じて方向感覚の鋭さに繋がる訳ですが)

幼い頃の原風景=土手
そんな幼少時代があったため,多感な?10台後半と20台前半に,思い悩むと自転車でその育った場所の土手に行って寝っ転がって考え事をするという習慣(?)が出来ました.
私にとって,日常から離れて自分の原則をもう一度考えるきっかけにする場所としてはこれ以上の所はありません.
 そこに立つと,モラトリアム時代に特有の形にならない不安と根拠のない自信に基づいて出された訳の分からない結論が思い出されます.
 ああ,青春してたなぁ.
 
 科学者からエンジニアになりましたが,科学技術に関する仕事をきちんとしているのですから,当時の結論として出した原則などは大はずれではなかったのでしょう.

 私は今やすっかり青壮年(?).
幼稚園,高校,大学と過去の記憶をたどる旅,松戸編をこのぐらいにして実家に向かったのでした.

 その後,撮影した数々の写真を肴に両親と一晩語り会いましたとさ.

♪何かに誘われて~
あなたに誘われて~
センチメンタルジャーニー
 

 


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