2015年6月14日日曜日

川口起美雄展の最終日に見にいく

 本日まで平塚市美術館にて開催されていた,川口起美雄展に行ってきました.
平塚市美術館
きっかけは,見ていなかった日曜美術館を昨夜見ていたところ,一緒に録画したアートシーンで紹介されていたためです.
 そのときの反応「あ,明日までじゃないか!」
 ということで,平塚行きが決定した次第.

 駅から歩くと結構距離がありますが,途中平塚八幡様などを見ながら(裏には抜けられませんので注意)たどり着きました.
 来場者はとても少なく,しかし作品は大判のものもありゆっくりと楽しめました.

 川口氏は,幻想的な絵画で知られているそうです.
 私には一部マグリットを彷彿とさせるような絵もありました.

 初期は,ざくろ,石,丸い物体,櫂,鳥といった共通のモチーフが使われている幻想的な絵が多く,途中,ドームのある塔や花を描いたものがあったり,最近では写実的に見えて,現実とは異なる不安な要素や,問いかけるような題がつけられている絵がありました.

 私は,鉄道の操車場とそこにいるウサギを描いた別れのワルツ,
ヒヤシンスの水耕栽培容器の上にサイがいる,ヒヤシンス,
海とそのはるか向こうに見える工業地帯を描いた,ある感情
などがよかったです.

 会場の平塚市美術館ですが,非常に立派な建物で,府中市美術館ともども,市で美術館を維持できるのはいったいいかなる努力があるのだろう,と考え込みました.

博物館敷地内れているD52とその説明 コンクリ?
関係ありませんが,1階の資料コーナーで洋画の本を一通り見てから美術館を後にして,途中博物館の敷地を経由し,平塚八幡様を詣でてから帰宅しました.
 住んでみるといろいろあるのでしょうが,平塚はなかなかいい町である,と再認識した訪問でした.
 



 
御朱印帳を忘れるという失態に気がついた八幡様

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