2013年2月10日日曜日

東京都現代美術館へ

先週2日の話になりますが、東京都現代美術館へ、アートと音楽という展覧会を見に行きました。

http://www.mot-art-museum.jp/music/index.html

こちら、NHKの日曜美術館にて取り上げられていたのを見て、見に行くチャンスを狙っていましたが、体調不良などでなかなかいけず、最終日(2/3)前日に出かけるというスケジュールになってしまいました。

さて、展覧会というと、平気で3時間以上下手をすると1日居続けてしまうので、期待度が高い展覧会へは自動的に公共交通機関で出かけます。
東京都現代美術館は、少々都心からはずれたところにあり、どの駅からも離れております。
今回は、都営1日乗車券を使いました。
その理由は…この乗車券、各種割引がついてくるのです。特に今回は目的地の美術館の入館料が1割引。
しかも、神奈川方面からは京浜急行と連携して都内入りできる。
なんと言っても、午前中は雨の確率もあるとなれば、都営バスも乗れる !
東京メトロでは、小田急と連携した切符がありますがこちらで決まりでしょう!
到着時の空模様

さらにケチって、最寄りの京急の駅まで金券屋で回数券ばらしの券で行くという徹底ぶり。
 東京都交通局のサイトから、「いっとく」で特典の詳細をチェック!
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/ittoku/index.html
京浜急行の東京1DAY切符
http://www.keikyu-ensen.com/otoku/otoku_tokyo.jsp

気合いが入りすぎて、9時20分に現地到着(^^;)
さすがに誰も待っていませんでした。
仕方がないので、木場公園を散策して40分に帰ってくると、お仲間発見。
次々増えて、開館時には30名ほどが待っている状態でした。

さて、美術と音楽でアートを考える展覧会。
最初の展示がもっともお気に入りとなりました。
セレスト・ブルシエ=ムジュノ
http://www.mot-art-museum.jp/music/celeste-boursier-mougenot.html

工業製品である白磁と水流を発生させるポンプを組み合わせてランダムに器がぶつかることによって発生するランダムな音。
ぶつかったときに発生する、白磁の澄んだ音。そして視覚的にそれらの器がたゆたう様子をみていると不思議といやされます。
子供の頃、目覚まし時計を分解して動きをずっと見ていたことを思い出しました。
理解できる仕組み、そしてそこから発生する音。
機構のおもしろさということでもとても楽しさを感じました。
座って聞いているうちにうたたねをしてしまいました。

こんなものも気に入りました。
LPレコードから型を取って、水を入れて凍らせて氷のレコードに。
これをかけていくと、霜で溝が詰まったり、溶けて音が崩れたり。
いつも同じものであるはずのものがどんどん変化していく。
それをわかりやすいLPレコードで表現するというのがおもしろいです。
八木良太
http://www.mot-art-museum.jp/music/lyota-yagi.html

同じレコードをモチーフにしていますが、木の年輪を使って音楽を奏でるということをしています。
音に変換するに当たり、濃淡や、年輪の変化などを見ていると思われます。
やられた!という感じです。
バルトロメウス・トラウベック
http://www.mot-art-museum.jp/music/bartholomaus-traubeck.html

ほかにもおもしろいものがたくさんありました。
作家が意図するものを表現するのに、音と視覚を利用すると当たり前ですがとても効果的です。
だから、テレビというものがあるわけですが。

エンジニアとしてこの展覧会をみると、技術の使い方・見方を変えるとアートとして通用するものがたくさんあることが改めてわかりました。
工学もアートの面がある、おもしろいです。

ちなみに、こちらからスカイツリーがよく見えます。

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