2014年5月25日日曜日

距離の感覚を取り戻す


  先日,東京都現代美術館へ行った帰り,天気も良かったので,東京まで歩いてきました.
当日の歩いたルートはこちら.
 つい電車に乗ってしまうのですが,東京で有ればたいていの所は歩いて何とかなる距離であることを理解していましたので,地図を見るわけでもなく,何となく木場公園を後にしました.
 多少土地鑑があるのですが,山手線の東側は比較的東西の碁盤目状になっていますので,南北さえ間違わなければたいてい目的地に着けます. この日は先ず南下して葛西橋通り迄行き,通りに沿って西へ.
隅田川にぶつかったら永代通りに沿って歩きました.
 途中,いわゆる下町情緒のあふれる町中を歩きましたが,不思議と落ち着くというか,なじむというか.
 私はこういうところに住む方が性に合っているのではないかと考えてしまいます.
 日曜日と言うこともあり,葛西橋通りも永代通りも車は少なく,排ガスに悩まされることもなく歩けました.
 途中,車で通りすぎ
永代橋
 
るだけできちんと見たことの無かった永代橋を初めてゆっくりと鑑賞しました.
竣工してもうすぐ90年,きちんと維持管理されているのか,しっかり作っているものは持ちがよいのでしょうか,インフラ崩壊とは無縁の存在で居て欲しいです.

下流には大川端リバーシティ21が未来的な景観を作り,上流にはスカイツリーが見えるなど,歴史のある橋から見える景観としては考え深いものがありました.

永代橋から下流と上流を望む
 その後,休日の人も車も少ないビジネス街を順調に歩き,東京駅へ至りました.
 
 実はたいして離れていないのですが,通常は電車に乗ってしまう距離.
 特に地下鉄に乗ると地続きなのに,駅の周辺だけが意識の中に周囲と隔離された状態になり,「歩く」という発想が薄れてしまうのが不思議です.
 おかげで自分の知っている場所を久し振りに線でつなぎ,距離の感覚を取り戻しました.
 
 でも,震災があり歩いて帰宅した人も多かったのでこのあたりの意識は昔ほど無いのかもしれませんね.
 
 
 


0 件のコメント:

コメントを投稿