各駅からの距離(円表示) |
こちらはどの駅からも徒歩で10分以上あるということで,公式には有楽町線江戸川橋1a出口または,副都心線雑司が谷3番出口,目白駅からバス,となっています.
私は地図を確認の上,面白そうな早稲田駅(3a出口)から歩いてみました.
ちなみに,地図上では早稲田駅と江戸川橋はほぼ同じ.雑司が谷は坂を上がらなくてよいのですが,やや遠めといった感じです.
実は,先日出かける予定だったのですが,横浜からは1時間以上かかるため,往復の時間を考えるとその後の予定に間に合わないことがわかったため,その日は諦めたのでした.
平日だったのに,惜しいことをしたのは後になってわかるおはなし….
当分カツは不要と思わせるサイズ |
歩く前に,お昼前となったので,腹ごしらえ.
学生街の若者向きランチを頂きました.
最近,ランチと調べると,ラーメンか,おしゃれなカフェのヒット率が高く,その間が生息域の私のようなおじさんは少々困る場合がありまして…というわけもあり,早稲田を選択したのでした.
揚げたてで,ちゃんとした肉を使っており,「お化けのフライ」ということもなく,コストパフォーマンスは非常に高いものでした.
しかも驚いたことに,脂っこくない!
自分の半分も行かない若者が食事後にキャイキャイ言いながらたむろって居るのを見ると,自分が年を食ったことがよくわかります…ありがたや.
さて,永青文庫に向かって出発しましたが,途中早稲田の近くで魅力的な古書店が,と思ったらブックカフェで特別に古書フェアが開催されており,ふらふらと….
(気になる方はCAT’S CRADLE で検索)
これではいつまで経っても到着しないということで,後ろ髪を引かれながら店を後に目的地に向かいます.
新目白通りを渡り,リーがロイヤルホテルを背にして坂を上がると,到着しました,永青文庫.
あまり人が居ないなぁ,と油断して敷地内に入ったところ,野外特設トイレが目に入りました.
まさか,と思い,前売り券を切ってもらい中に入ると…!!!
狭い空間にものすごい人でした.
入り口は人が居ないのでしたが |
4階の展示室から見始めるのですが,階段を上ったのと,はじめのところに空調がなく,人でごった返しているため,皆さん汗を拭き拭き鑑賞されていました.
私は順番にこだわらない人なので,比較的空いている部分から鑑賞開始.
気が付いたら,案内の方も,「どちらから見ていただいても構いませんので空いているところからどうぞ」と案内はしていましたが,それに従っている人はほんの1割ほどでした.
せっかく原画があるのに(特に4階の肉筆画)なかなか見ることができないこと,拡大した印刷物が展示されている(意味ないじゃん!)ということでやや欲求不満.
階を降りていくとだんだん人がバラけてくるのですが,3階は印刷されたものになりやや数が増え,且つ部屋が狭いため難儀します.
2階が最後のフロアですが,展示物はごく少しだけ.
しかし,細川家で代々所有していたものがあり,「さすが大名」(しかも色数が多く,特別なもの)と思わせました.
…でも,春画ですけど.
でも,アメリカのアダルトなお店のような,あけっぴろげな健康的ないやらしさが春画のすごいところ.(されど春画)
しかも,世界的にも印刷物が庶民にいきわたっていないこの時代に刷られたこの春画が世の中に多数あったということを考えると,確かに江戸時代の日本はとんでもなく進んでいたことがわかります.
日本ではそれを長い間評価していなかったのですが,今こうして国内でも春画の展覧会が開かれるという現状は興味深いことです.
ちなみに,来場者は,男同士で来られたご老人,老夫婦,若いカップルのほか,若い女性がかなり来られていて驚くというか,何か納得してしまいました.
実は私はこの展覧会の前に,浮世絵の本を古書店で購入していたため,目新しさ
というよりは実物を見る,というのが主眼になってしまっていました.
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