2013年10月1日火曜日

苦いビールのわけ

昔は冷蔵庫などという物はありませんでした.
冷蔵庫は近代ヨーロッパでアンモニアを冷媒とした圧縮機関により冷気を作れるようになるまでは無かったのです.

冷蔵庫の歴史は別途ググってください.
それはさておき,良い悪いは別として歴史上,人間はアルコール飲料に魅了されてきました.
錬金術の研究に端を発した蒸留という技術が出来るまでは,人は穀物や果実を発行させた低アルコール飲料を飲んできました.

低アルコール飲料は,皆さん日本酒やワインで経験があるかと思いますが,悪くなりやすいという短所があります.
(長所は比較的簡単に発酵させてアルコール飲料に出来ること)
穀物が収穫できた,発酵させた,でもすぐに悪くなってしまう,というサイクルを乗り越えるべく,いろいろと試行錯誤した結果,ホップを混ぜると日持ちが良いことを発見したのです.
後はおわかりですね,麦をにて作った麦汁にホップを適量混ぜて発酵させたビールの出来あがり,というわけです.

後には,インドまで進出したイギリス人がどうしても航海中にビールを飲みたいため,大量にホップを投入して腐敗を防いだニガーいビールが出来ました.
これをIPA(インディア ペール エール)といいます。
おそらくどこかのオクトーバーフェストでも飲めると思いますので、苦さの中に人間のアルコールへの執念を感じながら楽しんではいかがでしょうか。

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