2013年10月19日土曜日

小さな冒険

行程
8月に整備した自転車に乗ってちょっとポタリングしてきました.
 行き先は、横浜ベイサイドマリーナです.
 大体片道13kmぐらい,車だと渋滞込みで30分前後,公共交通機関だと,19分・片道460円です.
なぜここなのか?
 鎌倉ではない海で,距離が近いところを基準に,ゴール地点にちょっとした楽しみがあるところ,という基準です.
 なお、今回のちょっとした楽しみは,三井アウトレットパーク横浜ベイサイドと,隣にあるパタゴニアアウトレットです.
 買うものがないのに車で行くのは気が引けますので,運動をかねて余計な費用をかけずに行って見る,というのが今回のコンセプト.
 
 ポイント:
 横浜へは自転車で行ったことがありますが,今回の目的地は車でしか行ったことがありません
 横浜へ行くときよりも高い丘を越えていく必要があります(もちろん帰りも)

横浜ベイサイドマリーナから海を臨む
午後から小雨が予想されていました

 というわけで、久しく使っていなかった原肢力(?)エンジンで空を見ながら出発です.
 自転車というものは,脚力だけあればよいというものではなくて脚力と上半身の力がバランスしていないと効率が悪くて疲れる乗り物です.
 つまり,思いっきり踏み込むときにはハンドルを強く押さえつける必要があるのです.
 今回はどちらもさび付いている状態でしたので,丘ののぼり始めがとてつもなく辛かったです.
 
 
 最高標高地点である,横浜横須賀道路港南台ICを過ぎたところでバテバテ・へろへろでした.
 
現在の相棒
 あとはお楽しみの下り坂ということで,体を冷やさない程度に足を使い,体力を回復させながら残りの距離をこなしました.

 到着時の所要時間は43分、12kmという表示でした.
エネルギー補給をしながら休んでいると,空からぽつぽつと小雨が降り出しました.
空を見ると雲が高かったので一時的なものと看破し,体を冷やさないようにお楽しみの実行です….
1時間後,空が暗くなってきましたので帰路に着きました.
途中先ほどとは粒が大きい小雨となりましたが無事本降りになる前に帰宅できました.
帰りはテクニックでカバーしたことと,風の向きが追い風になったこと,車の流れに乗ることをあきらめて場所によっては歩道(もちろん自転車通行可能なところだけ)を走ったため楽に帰ってこれました.
 楽だった割には行きとほとんど同じ44分の所要時間でした.

 自分の体力状態が不明であり,刻々変わる天候を見ながら無事に帰って来て昔のことを思い出しました.
 学生時代はこんな風に天候(日照,風)や体力を測りながらあっちこっち自転車で行ったものです.
不確定なものを相手にするということである意味それは冒険でした.
 
思い返すと学生時代は悩むと自転車やバイクで少し離れたところへ行く,ということをよくやっていましたが,それは冒険によって自信を回復するための手段だったのかもしれません.
 たいしたことをやり遂げた訳ではありませんが,帰宅したときに確かに高揚感がありました.

 近距離とはいえ実際に旅をしているのですが,今回は移動距離より内なる旅(内省)のほうが大きいものでした.

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