芯と生地が泣き別れ(?) |
写真の通り、ぶくぶくと気持ちが悪い状態になっていました。
専門家に伺ったところ、接着されている芯地がはがれており、これだけ広範囲だと修復不能とのこと。
確かに滅多に着用する物ではありませんが、そんなことがあるとは思っても見ませんでした。
ここで、昔のエピソードが記憶の底から持ち上がってきました。
父の若い頃着ていた、30年選手というジャケットやスーツを就職する前に見せてもらったことがあるのですが、何ともなっていなかった、
というよりそのまま着用できる状態でした。
(私の方が背が高いので実際には無理&防虫剤臭強烈で無理)
違いは何かと調べてみたところ、私の礼服は、接着芯であり、きちんと(?)仕立てられている物は芯地は縫いつけられているとのこと。
そうなんですね、父のジャケットやスーツは縫って作ってあったというわけですね。
それなりに高価だったはずですが、だからこそ長持ちし着続けられたということでしょうか。
その一方、私の礼服ですが当時5万円を超えていましたのでそれなりに高価と思いますが、残念ながら17年目にして製品寿命全う。
いっそのこと2代目は極端に振って、大量生産・安価品と、考えてみました。
…が、そこは秋の結婚式シーズン前。
アウトレットにてフォーマルフェアが開催されていると言うことで、それなりの物を廉価で入手してきました。
さてさて、父のジャケットと私のダメになった礼服(17年持ったけど)。
どちらがよいのか一概にいえないのですが、縫製技術で勝負しているテーラーさんはこの大量消費社会でも駆逐されていない、ということが一つの答えなのでしょうか。
私もいつの日にか息子に譲れるようなトラッドなジャケットをテーラーさんであつらえてみたいものです。
長年愛用のツイードのジャケット(AB6) |
当時ジャケットにかぶれており(上のエピソードがきっかけ)、ふらふらと迷い込んだ状態ながら、ハリスツイード製に一目惚れして衝動買いした物です。
その後味をしめて繊維祭りには数年間出かけていましたが、ここ何年も行っていません。
今はアウトレットモールがありますからね~。
今はファミリーバザールという名称だそうで、11月に開催だそうです。
ハリスツイードのラベル! |
http://www.family-bazar.com/
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